スタンプラリーやポイントカードのデジタル化

少し違った視点から考えると、スタンプラリーやポイントカードとは、その場に来たことの証明(来訪証明)を集めるイベントです。
従来は紙の台紙にスタンプを押して証明としていましたが、携帯電話(ガラケー)の普及に合わせて少しずつデジタル化が進みました。

どうして携帯電話やスマートフォンの普及に合わせて急速にデジタル化が進まなかったかというと、持っていない人はどうする? との疑念が当時は大きかったからです。
デジタル化してしまうと参加人数が少なくなってしまうのではないか? 携帯電話やスマートフォンを持っていない人から苦情が来るのではないか(不公平ではないか)? といったお話を当時はよく聞きました。
私はこれを「持っていない人どうする問題」と呼んでいます。

令和3年度の総務省の調査によると、スマートフォンの世帯保有率は80%を超えています。世帯の保有率であり個人の保有率ではありませんが、スマートフォンの10年前の世帯保有率は10%程度でした。
最近では、「持っていない人どうする問題」は、都市部の案件では全く聞くことがなくなりました。当時のことを思うと隔世の感があります。

従来の紙のスタンプカードやポイントカードはいつしか無くしてしまうことも多く、いざ使おうと思った時にない、といったことが起こりがちです。また、スタンプのインクで手が汚れたりするのも地味に嫌ですよね。散らかったスタンプ台紙、といったシーンも見かけることがあります。
スタンプラリーやポイントカードのデジタル化はこれらの課題を一気に解決することができます。

加えて、スタンプラリーやポイントカードをデジタル化すると、集計を自動化することができます。いつ、誰が(匿名です)、どの施設・店舗を利用したのかが、リアルタイムに自動集計されます。簡単なアンケート機能を入れれば、ユーザの属性も記録・分類することができます。
イベントの開催者側にとっては、この集計のアドバンテージこそが、紙面からデジタルへの切り替えへの大きなモチベーションのひとつだと私は考えています。

スタンプラリーのデジタル化は、これからもますます進んでいくと思われます。
私たちは、単なる紙とインクの置き換えではなく、デジタルならではの仕掛けを入れることを得意としています。
デジタルスタンプラリーにご興味をお持ちの方は、デジタルのスタンプラリーが初めての方はもちろん、スタンプラリー自体初めての方も、どうぞお気軽にご相談ください。